【ボイトレ講座6】「のど自慢」出場者にも教えたマル秘練習法

どうもこんにちは!「ちょいガチ®カラオケ部」部長の安達充です。
前回お伝えした【高い声が出る仕組みを知ってますか?】はいかがでしたか?
・短い声帯からは「高い声」が出て、長い声帯からは「低い声」が出る
・高い声を出したければ『声帯まわりの筋肉をゆるめる』こと。(声帯が折りたたまるのを邪魔しない)
・高い声を出そうとして、首が力んだり、首にスジが出るのが一番高い声が出ない、NGなこと。
というのがポイントでしたよね。
最終回まであと1回となりましたので、今回はある一人の生徒さん(部員)の事例について紹介してみたいと思います。
では、さっそくいってみましょう☆
NHK「のど自慢」に出場!
過去に部長がボイトレをした人で、NHK『のど自慢』に出場した人がいます。
今日はちょっとその話をシェアしたいと思います。
これは、その時の部長のブログです。
2012年2月2日(木)
市川のシェアハウス和の里で開催された「株式会社ありがトン」3周年記念イベントに参加していました。
▼株式会社ありがトン
http://www.arigaton.com/
「ドリームプラン・プレゼンテーション2008」にプレゼンしたさわとんこと澤登和夫さんが代表をつとめる会社です。
うつ蔓延社会を、うつ円満社会へ。
自身もうつ病経験のある“さわとん”が、メンタルカウンセリングを通して世の中を変えようとしている活動に、私も共感しています。
当日は、ドリプラジオの辰島さんも来ていて、USTREAMで生中継していました。
(自主練用ビデオの「解説編」でおなじみの“たっちゃん”です)
実は、この日はありがトンの設立記念日であると同時に、辰島さんの誕生日でもありました。
ここから辰島さんへのサプライズお祝いへ。
そして、イベントのラストは、今週末に「NHKのど自慢」の予選出場を控えたさわとんの生歌披露。
たまたま私はボイストレーナーとしても活動しているので、ご指名を受けて、その後プチレッスンをさせていただきました。
とっておきマル秘レッスン法を授け、すぐに声が変わり、一同感嘆の声が・・・。
気づけば、参加者全員に対する「腹式呼吸レッスン」に変わっていました(笑)
さわとん、予選通過に向けてがんばれ~!!
ということで、オーディション前日にたまたま立ち寄ったら公開ボイトレをすることになった、という話です。
これを業界では、
「飛んで火にいるボイストレーナー」
と言うとか言わないとか(笑)
で、結果としてどうなったか!?
見事、予選を通過して、NHKの全国放送で、歌を歌う姿が放送されましたー!!
(いや~、スバラシイ)
しかも歌ったのは福山雅治さんの『家族になろうよ』で、
客席には翌月に結婚式を控えた奥さまも応援に来るというドラマティックな展開。
で、気になる本選の結果は・・・・
というと、残念ながら「鐘2つ」だったようですが(笑)
それでも、テレビで自分の生歌が流れるなんてほとんどの人は経験していませんからね~。
1000人以上にボイトレを教えてきた中でも特に印象に残っている経験です。
「のど自慢」出場者にも教えたマル秘練習法
で、おそらく気になるのは
このとき部長が即興でアドバイスした『マル秘練習法』って何?
・・・ってことですよね。
これはですね、ある小道具を使った練習法だったんです。
なんの小道具かというと、、、
『 ア メ 』
です。
そう、大阪のおばちゃんに会うともらえるという伝説のアレです(笑)
詳しいやり方は以下にまとめてあるのでちょっとこちらをご覧ください♪
アメなめ(Ame-Name)
☆「舌」の力みから“のど声”になってる方に最適な練習法です(^^)
1.アメを買ってきます。
(どんなアメでもOKですが、部長のオススメは個包装の「キシリクリスタル」)
2.包みをキレイに破り、アメを取り出します。
(あとでアメを戻すことがあるためキレイに…)
3.取り出したアメを、舌の上ではなく、舌の下で舐めます。
4.アメを舐めたまま、歌います。
(いつもよりのどから声がラクに出るはず!)
5.アメを袋に戻します。
6.今度はアメを舐めずに普通に歌います。
7.アメを舐めてない状態でも、アメ舐め状態と同じように通りのよい声が出ればGood!
・・・と、いうことなんです。
「えぇ~、アメをなめながら歌うなんてできるの!?」
という風に思われたと思いますが、できるんです!
(というか、やるんです(笑))
この練習法が特に向いているのは、「のど声」になっている人。
(「のど声」とは、歌う時にのどに何か詰まったような音が出てしまうこと。けっこうそういう人って多いです)
ここでさらに解説を加えると、こういうことです。
・のど声の根本的な解決は、舌をのどから離すこと。
・アメを舐めることでいつもより舌が前に出て、結果として舌がのどから離れます。
・この状態を日常化するためには、舌のストレッチも有効です。
・やることは簡単、舌を出したり、戻したり、回したり…めちゃくちゃに動かすだけ(^o^)1日1分でも続けていると効果絶大です。
・ただし、人前でやってヘンタイだと思われても部長は責任をとりません(笑)
こんな感じです。
もしアナタが「自分ものど声かも!?」と思うようであれば、ぜひ一度試してみてもらえたらと思います♪
続・負担理論
これに絡めて、先日お話した「負担理論」の「その先」のハナシをしたいと思います。
実は「負担理論」の図は、右側にどんどん増えていくんですね。
くわしい説明は実際に部活に来てくれた時にお話ししますが、
ポイントは、“のど”と一言で言っていたところが、
“アゴ”
“舌”
“唇”
“のど”
の4カ所に分かれる、ということ。
なので、もし前回の話で
「のどを開けるという感覚がよくわからなかったなぁ…」
という場合は、
アプローチ方法は正確には4つありますよ!
ということなんです。
で、人によって悪いクセのつき具合は違うので、
“アゴ”が力みやすい人
“舌”がカタい人
“唇”が緊張している人
“のど”に負担が集中している人
など、その人にあわせたトレーニングが最も効果的!
ということになるんです。
で、冒頭の“さわとん”の場合はその声を聴いて、
「あ、彼は舌の使い方ネックだな」
とわかったので、それで『アメなめ』という練習法を提案しました。
『前傾姿勢』は誰がやってもひとしく効果が出やすい練習法なんですが、そこから先のトレーニングは、やっぱりその人の状態を見て、その人に合った練習法をオススメするのがいいんです。
それが出来るのがリアルな『ちょいガチ®カラオケ部』の最大のメリットであり、
それが出来る人が、『ちょいガチ®カラオケ部』の部長、
なんですね~。
なので、この講座でも相当のノウハウは実はお伝えしてしまっているのですが、
ここから先ももっと深めたい!という方は、ぜひ実際の部活に参加してもらえたらと思います。
そのうち、アナタ自身もNHK『のど自慢』で歌を全国に披露することになるかも…。
あ、でもそうでなくても『ちょいガチ®カラオケ部』では年に1回(だいたい11月か12月)
【ちょいガチ®紅白歌合戦】
という発表会イベントを開催しているので、そこを目指してもらってもいいと思います。
皆の投票で『ちょいガチ®MVP』というのを決めるのですが、
MVPになった人は、
なななんと・・・
「部長が1曲プレゼント!」
の特典もあります!!
参加条件は「部員であること」なので最低1度は「ちょいガチ®カラオケ部」のリアルな場に参加してもらえたらと思います。
ということで、次回この講座は最終回となりますので、最後のまとめをお伝えして締めくくりたいと思います。
・「負担理論」には「その先」がある
・“のど”と一言で言っていたのは正確には“アゴ”“舌”“唇”“のど”の4つのこと。(なので4通りのアプローチがある)
・前傾姿勢は誰がやっても効果が出るがそこから先は、人によってクセが違うので自分に合った練習法をするのがポイント
DVD動画コッソリ紹介コーナー
今日のメール内容に関係する自主練用DVDの動画をコッソリご紹介しちゃいます♪
今回はこの2つかな?
このURLは人に教えちゃダメよ~ダメダメ(→古い(笑))
【講義編24】続・負担理論(その1)
【解説編17】続・負担理論(その1)
※自主練用DVDの購入はこちら。
https://www.reservestock.jp/stores/index/15475
あと、リアルで部長に会いたい時はこちらのページから部活日程を確認してくださいね♪
ちょいガチ®カラオケ部 部活日程
https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/21613